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| 瞬間画面表示、重ね合わせ処理がウリだった"アステカ" その他には受け付ける同意語の多さが驚異的であった。 中には「ミヤモトスル」「イノウエル」など内輪ウケで一見何のことかわからないコマンドもある。 欲を言えば、移動の多いAVGなだけにPFキーに移動コマンドを振り当てて欲しかった。 ここは悪い意味で"デーモンズリング"から変わっていない。 だが当時の広告によると瞬間画面表示は30%も高速化したそうだ。 同社はこの後"ザナドゥ"を皮切りに"ロマンシア"、"イース"、"ソーサリアン"などARPGの傑作を出し続けトップメーカーの名を欲しいままにする。 それとともに持ち味であったオカルティックな雰囲気はナリを潜めることとなる。 本作はそんな古い時代のファルコム文明最後の遺跡である。 先に書いた通りアイテム収集がこのゲームのカギとなる。 限られた予算の中で必要な物をどう集めるか、勿論現実世界の話なのでそこらに無造作に落ちていたりはしない。 そこで最重要コマンド「モラウ」が出てくる。 しきりに貰ったり値切ったり袖の下を通したり、非常に南米くさい。 ところが道具屋で買う「ランプ」は5,000メキシコペソ、今(2008年7月)のレートだと約52,250円である。いやに高い。 調べてみたら当時の1メキシコペソは0.93円であったらしいので妥当なところだった。 逆に20,000ペソしか持ってきていない主人公は何をしにきたのかと問いたくなる。 それはそうと本作で何より違和感があるのは、基本的に「ミナミ」へ向かって進むことだ。 北半球の人間だからかAVGの定番だからかわからないが、スタート地点は一番下であり、上方(北側)へ進むというのが沁み付いてしまっている。 「マエ」や「ウシロ」という移動コマンドも受け付けてくれるので、方角だとわけがわからなくなる場合は使うと良いだろう。 チャートを一見するとそれなりに長く思えるが、実際は移動ばかりで内容的なボリュームはそれほどではない。 必要なコマンドだけを入力して進めれば驚くほどあっさりと終わってしまう。 これは画面表示が速い=移動が楽であることも関係しているだろう。 続編の"太陽の神殿"ではコマンド入力の手間すらカットして謎解きをメインにしたのだが、やはり広いフィールドをあちこちたらい回しされることになる。 皮肉なことだがユーザーの快適性を追求していった結果、ファルコムはAVGの可能性に限界を感じて作ることをやめてしまった。(シューティングをミックスしてプレイ時間を引き延ばした作品はあったが) しかしシナリオ力に欠ける同社にあって切ったという選択は正しかった。 AVGのシステムはほぼ完成しかかっており、話の面白さでしか勝負出来ない時代がすぐそこまで来ていたからだ。 余談だがここのゲームでシナリオが面白いと初めて思ったのは"ドラゴンスレイヤー英雄伝説"であった。 |
【パレンケの町】
【遺跡】
-END-
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