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[5回]
相変わらず、異常なバカバカしさを誇るCSKのAVGだ。 いやアドベンチャーゲームというよりシチュエーションゲームと言った方が相応しい。 ゲーム性は皆無だがとても面白い。 但し楽しいという意味ではなく笑えるという方向である。 例えば最初のシーンが終わったと思ったらいきなり「アナタハ ウエサマニキニイラレタタメ イジワルヲサレマス」これである。 そして部屋にニンニクを投げ込まれる。 選択を誤ると「クサイオンナニナッテ ウエサマニキラワレマシタ」→ゲームオーバー そんな微妙な嫌がらせが最大効果発揮しちゃってるよ! 万事こんな調子であるから、すぐゲームオーバーになっても余り腹は立たない。 特に欲求不満の中老に張形をあげたときニヤッとするのが最高だ。 同名映画を原作としているが、1967年作の映画を何故今頃といった感じだ。 東映と提携を結んだので何でもいいから出しまくってみましたという雰囲気がバリバリだ。 映画は徳川6代目将軍の時代らしいが、ゲームでは『生類憐みの令』が非常に重要な要素となっているので5代目将軍綱吉の時代だと思われる。 有難いことに『海の魚は殺していいが、地面の延長とみなされる海底の生物(即ち貝類)はダメ』という無駄な豆知識を教えてくれる。 しかし金魚を殺すと条例違反でゲームオーバーになる。 淡水魚はダメなのだろうか……? いやこれは"脱出・妖気の樹海"で、「ピラミッドパワーはインドの密教が発祥なので日本の霊にも有効」と言っている語り口調とそっくりではないか。 というわけで豆知識も非常に怪しい。